特集建設アスベスト訴訟最高裁判決の概要と安衛法省令の改正
建設現場でアスベストにばく露した建設従事者 幅広い視野で「労働者」以外にも保護の道筋
アスベスト(石綿)は20世紀に最盛期を迎えた天然の工業資源だったが、大量に吸い込むことによって中皮腫や肺がんなどを引き起こすなど、多くの建設従事者の体を蝕むものとなった。その建設従事者やその遺族などを原告とする建設アスベスト訴訟は2021年5月に最高裁の判決により、国の敗訴が確定する。しかし、その判決は、健康被害の救済だけにとどまらず、建設現場に多く存在している一人親方などの労働者以外の建設従事者にとって、保護すべき対象の拡大を導くものであった。厚生労働省は判決を受けて石綿障害予防規則など11の省令改正を行い、2023年4月1日から施行する。 本特集では、最高裁の判決概要と省令改正の内容をみていく。≪編集部≫
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- 建設業で賃上げ行う企業割合は前年より増加し95.4%(厚労省調べ)
- 監理技術者等の専任を要する請負代金額を見直す(建設業法施行令を改正)
- 建設業の年休取得率は前年と同じ53.2%(4年就労条件調査)
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